さまよえるボーターに送る、ボートメカコーナー!!

■ カーボン除去

この位やれば十分でしょう!色々相談したり、調べたりしたのですが結局の所はシコシコ取り除くのが1番じゃないか?と言う結論に達したので、ワイヤーブラシやペーパーなんかを駆使してカーボンを取り除きました。

面白そうな薬剤もあったのですが、時間と予算の関係上で今回はパス。

あと、ピストンヘッドを鏡面仕上げにしたくなる人もいるかもしれませんが、僕は余りピストンヘッドの鏡面仕上げは効果無いと思ってる人なので(機械仕上げ面で十分です)カーボン落とす程度に留めてます(2ストはすぐにカーボンが付きますし)。

■ ギヤ

NEWギヤ付きました。
高強度

ピストンの方は道具待ちになったので、本題のギヤを取り付け!取り分け難しい所は無く2つ割になったギヤをキャップスクリューで取り付けます。

エンジン内部でネジが脱落しないように、ロックタイト271(高強度)を塗布します。

■ ピストン組み付け

注文していた工具類が届いたので、いよいよピストンの組付けです。

綺麗なネジ穴にしないとトルク管理出来ません。
ピストンリングを折らないように。
ロックタイトをタップで除去します。
ピストンリングインストラー

コンロッド大端部の取り付けネジ部には、ロックタイトが塗布されています。分解したままの状態ではネジの入りが渋くて、トルクレンチで規定のトルクが上手く掛からなくなるので、タップを使ってロックタイトを除去します。

勿論マークはインチネジなのでインチサイズのタップが必要です、ちなみにサイズは24−5/16−UNF です。(ピッチゲージも買いました 泣)

ピストンリングもこのサイズだと入れるのが大変です、折ってしまうと高いのでピストンリングインストーラーも購入、値段の割りに使えます。

ピストンリングコンプレッサー
ピストン挿入完了の図

ピストン挿入時にはリングを入れるのも難儀します、そんな時に重宝なのがピストンリングコンプレッサー。

6個も入れるんで有る方が断然楽です、リングで手を切る心配も無いし。

そんなこんなで、油まみれの手だったので途中経過無しで挿入完了の図。さすが夏の夜だけあってシャッター開けてると虫が凄いので結局シャッター締め切りの汗かきまくりの作業でした。

■ 勢いで

折角なんで、ある程度まで組むことにして今度はクランクケースを被せます。

コルクのパッキンと液体ガスケットを
だいぶカタチになってきました。

コルクのパッキンを貼り付け、液体ガスケットを塗ります。規定トルクでムギューと締め付けます、勿論トルクレンチ使用です。

 ひっくり返して

今度はヘッド側です。まずは排気口のカバー エキゾーストデバイダープレートを取り付けます、ココも古くなってくると水漏れしやすい箇所なので慎重に取り付けます。

バンクの間です。
こんな感じ

次はヘッドです。ヘッドも同じく水漏れするとエンジン損傷の危険があります。普通に組み立てれば問題ないでしょうが...

結構高いんですよヘッドガスケット
出来たも同然?

明日はキャブでもバラしましょうかね?

 

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